MIWA URは折れやすい
１０〜１５年前に建てられた戸建住宅に導入されているMIWA UR
上下同一タイプのシリンダでは圧倒的シェアと言っても良いぐらい多く導入されています。
すでに廃盤となっている型番もあり、MIWA PRやPSといったシリンダに更新されています。
※MIWA 廃盤製品告知ページよりの抜粋
ギザギザキーなのにリバーシブルで使いやすい。ですが深刻な弱点が！
１０年使ったぐらいで鍵がポキッと折れてしまうのです。
２０１７年の今ごろがちょうど故障時期に重なるせいか、鍵が折れるトラブルが頻発しています。
先日も豊中市の戸建住宅で鍵が折れて回らなくなるトラブルが発生いたしました。
運悪く施錠したときに折れたため、お客様は締め出されれてしまいました。
お電話をいただきすぐに現場に急行いたしました。
まずは折れた鍵を受け取りもう一度鍵穴へ。この方法で開く場合がごくたまにありますが、
今回はシリンダ内部が強く噛み込んでしまっているせいでそれ以上鍵が刺さりませんでした。
そこで裏技、鍵穴潤滑剤を塗りこんでハンマーで軽く叩いて押し込む方法！
（失敗すると特殊工具を使わないと抜けなくなるので、一般の方にはおすすめできません）
今回はこの方法が功を奏しクルッと鍵がまわりました。
このまま鍵を使用する場合は鍵穴潤滑剤（たとえばキースムーサー）を使用すればしばらくは作動します。
ですがこれもやはり対処療法にすぎません。
最初は２週間ほどして調子が悪くなり出し、
潤滑剤を再び塗布すれば次は１週間・・・というように徐々に壊れるのが早くなり、最後は潤滑剤が詰まって壊れます。
同じトラブルは御免だということで今回は即日交換することに。
TOSTEMやYKK、三協立山アルミの扉にはこうした形のURが使用されています。
これをURよりも新しいタイプのPRやPSに交換することもできます、
防犯性の高いディンプルキーです。
当店ですと¥３０,０００で上下交換できます。
型番や色にバリエーションが多いため、現場で即対応できない場合もあります。
同日中に部品調達可能な場合がほとんどですが、お急ぎの場合はFUKIのTIERKEYを使用します。
TIERKEYはディンプルキーで鍵５本付き。
MIWA PRやPSよりお手頃価格ですが、防犯性はしっかりしています。
MIWA純正の鍵につきものの鍵が抜けにくくなるトラブルもTIERKEYですとありませんので、
純正に強いこだわりがなければこちらをおすすめいたします。
上下同一交換で鍵５本付き
¥２６,０００
今回の工事ではTIERKEYに交換させていただきました。
鍵抜き修理代はいただかなかったので、
¥２６,０００(税別）
の工事でした。
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