スマートロック Sesame August 取り付けできる?

こんにちは

キーワールド江坂の岡本です。

 

私は大阪の吹田市に店舗を構え、合鍵や鍵のトラブル対応、防犯カメラの設置といったお仕事をしています。

少し専門的な言い方をすると、錠前師という仕事です。

なんだかこの響きだけで怪しさ3割増しです。

 

さて、このブログは錠前師が日々現場で感じたことをもとに

「鍵と防犯の未来を模索する」

ということをテーマに毎回更新していきます。

わかりにくいうえに胡散臭いですね。

具体的に言います。

Gigazine・Wired・engadget・buzfeedといったネットメディアで紹介される最新の鍵や防犯ニュースがぶっちゃけどうなのかということを鍵屋の視点で検証します。

 

そして記念すべき第一回のテーマはこちら。

クラウンドファンディングやガジェット系のメディアで紹介される鍵は日本の扉に付くの?

 

たとえばパロ・アルト(カリフォルニアのどこか)にある

CANDYHOUSEが開発したSESAME

 

いやぁ、格好いいですね。未来を感じます。

日本でも販売されているようです。

https://www.rakunew.com/items/70184

だけどこれ、日本の扉に取り付けできるのか?

公式対応表はあるのですがこれまたわかりにくい。

https://candyhouse.co/pages/sesame-features

 

結論から言います。輸入住宅でなければ、そのまま付かない可能性が高いです。

なんでこんなことになっちゃうかというと、日本の鍵は扉の形状に合わせて種類がめちゃくちゃ多いんですね。

SESAMEのビデオで写っている扉と鍵はアメリカ製です。こちらは種類はあるものの大抵は共通規格なんです。

だからあんなざっくりとした取り付け説明しかされていないわけです。

日本は携帯電話だけでなく鍵もガラパゴス(もう死語ですよね)なのでした。


 

もう一発行きましょう。

カルフォルニアのどこかにあるAUGUSTという企業が開発したスマートロックです。

日本でもAmazonで購入することができるようです。

「AUGUST SMART LOCK」と検索すればたくさんでてきました。

August Smart Lock

 

いやぁ、これも格好いい。鍵屋でも欲しくなります。

こんなに高性能なのに安い。

友人を呼んでドヤ顔で扉を開けたい。

Augustはご丁寧に取り付け動画まで公開してくれてます。

取り付けも簡単!ちょっと不器用な手つきのおじさんでも取り付け可能みたいです。

「この3枚のプレートで世界中ほとんどの扉に合わせることができるんだ」

ふむふむ(このおっさんペラペラとよく喋るな)

「そして、このプラスチックのアタッチメントでマシンと鍵を連結。青のやつを今回は使ってくれ」

なるほど

「どうだい、楽勝だろう・・・」

たしかに・・・・・・。

ってちょっと待てい!

おっさん、その鍵おもっきり米国製やないかい。日本のドアにそんなんついてないわ。

専門的な話をすると、これはチューブラという形式の鍵ですね。

日本でもチューブラタイプの錠前はよく見かけるのですが、どう見てもアメリカ製とは大きさが違う。日本のGOAL ADあたりのチューブラ錠にAugustを取り付けたらサムターンがスコスコになってしまってきちんと回らないかもしれません。ちょっと不安ですね。

さらにGOAL ADのシリンダ(扉表側の鍵)とAUGUST本体を固定するためにネジ留めする必要があるのですが、おっさんがドヤ顔で取り出した「三枚のプレート」に果たして適合するものがあるかも不明。

ああ、悲しきや日本の鍵業界。世界の規格から外れたことで最新のスマートロックをつけられないなんて。

このまま悲嘆にくれるしかないのか・・・・・・。

 

だが、諦めるのはまだ早い!

米国製のスマートロックをどうしても取り付けたいのであれば、米国製の一般的な鍵を扉につけてしまえばいいのです。

これぞ逆転の発想!

例えば、このKwiksetの錠前ならばどのスマートロックの対応表にも載っています。

「Kwikset 780デッドロック」でgoogle検索すればたくさんでてきます。

これを扉に取り付けたうえで、SESAMEでもAUGUSTでもお好みのスマートロックをつければいいのです!

なんだよ楽勝じゃないか

自分でできる方は通販でパパッと材料を揃えればOK!

(電動ドリルとホールソーがあれば取り付け可能)

工具無いし日曜大工苦手だわという方はお近くの鍵屋さんや建具屋さんに聞いてみてください。

ただし、あまりにもジャパニーズ伝統的職人さんの場合はKwiksetという単語を聞いた瞬間に蕁麻疹が出る方もいるのでお問い合わせの際はご注意を。

※大阪・京都・兵庫にお住いの方は是非、ご相談ください。
Kwiksetの取り付けお見積もりを出させていただきます。

 

最後はそこまでして最新のスマートロックが欲しいのかというところでしょう。

日本の鍵メーカーもICカードや指紋で開く鍵など数多くのバリエーションを発売しています。こうした製品のほとんどが実は韓国製です。日本国内よりも電気錠の技術が進んでおり、なおかつ安価に製造できるため、韓国の製品を日本のメーカーが監修し、日本語のマニュアルをつけて国内販売しているのが実情です。

今日ご紹介させていただいたスマートロックの方が圧倒的に多機能かつスタイリッシュなことは否めませんが、国内代理店の保証がついていることや、万が一故障したときすぐに対応してくれるといったメリットがあります。

弊社が取り扱っている電気錠はこちら

 

月額料金はかかりますが初期導入コストが無料で、入退室管理もできるAkerunという日本発のスマートロックもあります。

 

う〜ん、でもやっぱり最新のスマートロックは格好いいし便利そう。

高機能なのに安いし。

あと気になるのは耐久性ぐらいか。

これは使ってみなければわかりませんね・・・・・・。

 

鍵は本来防犯製品ですが、玄関という家の顔に当たる部分に必ず必要な装飾品の役割もあります。

自身のライフスタイルにあったスマートな鍵で扉をスタイリッシュに彩るのも格好いいなと思う今日この頃です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回は「ぶっちゃけ、ピッキングってできるの?」

です。

 

乞うご期待!

 

店長  岡本 康


この記事についてや製品についてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

 

 

 

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